南大東432万円で首位/18年度所得 県平均239万、1.9%増
県統計課は19日、2018年度の県市町村民所得(県民所得)を公表した。県民所得は前年度比2・2%増の3兆4611億円、1人当たりの県民所得は同1・9%(4万4千円)増の239万1千円だった。
市町村別で、1人当たりの所得が最も高いのは南大東村で、前年度比5・7%増の432万7千円だった。17年度まで12年連続で首位だった北大東村は同11・1%減の427万6千円で2位だった。次いで与那国町が同1・1%増の412万8千円、渡名喜村が同3・3%増の384万4千円と続いた。市町村民所得は、41市町村中30市町村が前年度を上回った。
県内総生産は建設業の工事が増加した結果、前年度比2・0%(899億円)増の4兆5056億円となった。
市町村別では那覇市の1兆4318億円、次いで浦添市が4508億円、沖縄市が3238億円と続いた。
総生産を産業別構成比で見ると、第1次産業が前年度比0・2ポイント減の1・3%、第2次産業は0・8ポイント増の17・9%、第3次産業は0・6ポイント減の81・3%となった。
1人当たり所得を地域別にみると、那覇が274万4千円で最も高く、次いで八重山が260万4千円、那覇をのぞいた南部が230万円、北部が228万9千円、中部が226万4千円、宮古が224万2千円だった。
1人当たり所得は、雇用者報酬と企業所得、財産所得を合計した「市町村民所得」を、その年の市町村人口で割った計数。
個人の給与や実収入などの所得水準は表していない。
2021/11/21 琉球新報朝刊 2ページ 632文字
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