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3年内離職 高卒53%/県内 大卒39%、全国平均超え

 沖縄労働局(福味恵局長)は21日、2017年3月に卒業した県内新規学卒就職者の3年以内の離職率が、高卒就職者で53・2%、大卒就職者で39・0%だったと発表した。高卒は前年比2・8ポイント増で悪化した一方、大卒は同2・2ポイント減で改善した。全国平均の高卒39・5%、大卒32・8%をそれぞれ上回り、全国と比べて高い離職率が改めて浮き彫りになった。

 内訳を見ると、新規高卒就職者の離職率は1年目が23・8%と最も高く、2年目15・8%、3年目12・8%となった。新規大卒就職者の離職率は1年目14・6%、2年目14・8%、3年目9・2%だった。(3年目までの離職率は、四捨五入のため1、2、3年目の合計とは一致しない)。

 業種別では、高卒者は医療・福祉、宿泊・飲食サービス業、建設業などの離職が多かった。大卒者の離職は公務・農林漁業が最も多く、生活関連サービス・娯楽業などが続いた。

 高卒者の離職理由で最も多かったのが「仕事が自分に合わない」で、「人間関係が良くなかった」が続いた。大卒者は「休日・休暇の状況が良くなかった」も挙げた。

2020/12/23 琉球新報朝刊 2ページ 468文字

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