待機児童最多1万8783人/5月調査 沖縄789人、前年比119人増
共働きやひとり親家庭の小学生を預かる放課後児童クラブ(学童保育)を、希望したのにもかかわらず利用できなかった「待機児童」は5月1日時点で1万8783人だったことが9日、全国学童保育連絡協議会の調査で分かった。前の年から607人増え、過去最多を更新した。沖縄は789人で前年比119人増えた。
小学校入学後に預け先が見つからず、保護者が離職する「小1の壁」問題が指摘される中、共働き世帯増加に対応が追いつかない状況が浮かんだ。全1741市区町村に状況を尋ねた。
都道府県別で待機児童が最も多かったのは東京の4211人。次いで埼玉の1643人、千葉の1604人だった。
利用児童数は130万5420人(前年比3万5681人増)、学童保育の開設数は2万3979カ所(同259カ所増)でいずれも過去最多だった。
協議会は新型コロナウイルス感染拡大の影響について「利用申し込みを自粛したり、自宅で子どもの面倒を見たりした保護者もいる。コロナがなければ待機児童はもっと多かった可能性がある」と分析する。
2020/12/10 琉球新報朝刊 29ページ 446文字
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